CSだより ~2月号~

CSだより ~2月号~

寒気はまだなかなか退きませんが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回のCSだよりでは、元気の気という字について再度お話させて頂きます。店舗責任者・店長のみならず、スタッフの皆様にも共有していただければと思います。

私のCS研修では『明るく元気な笑顔で商売は成功する』といつもお話していますが、元気の気という字は、昔は『氣』と書いていて『米』と言う字が中に入っていたという話を研修でしましたが覚えていますか?お忘れの方のために、少しだけお話ししますと、これは、米という字には八十八という数字が入っており、お百姓さんが八十八回以上の汗や涙や気候との戦いを積み重ねて、ようやく私達の食卓にお米が届くものだからです。
つまり、そんなお百姓さんの不屈の心意気が、元気の『氣』には正に込められており、私達サービス業に従事する者は、先ず心に元氣を準備して、お客様をお迎えし、そして、ご来店されたお客様を元気にすることが、私達の「使命」でもあるとお話しています。事実、現在繁盛しているお店は行ったら何か元気を貰えるお店です。更に、前回の店長研修では、リーダー(上司)は部下を元気にすることが役割であるとお話致しました。

今回は、この『氣』について、もう少し続きをお話しますので皆で意識共有しましょう。
お父さんお母さんの愛から生まれたのがあなたの命です。命はエネルギーに満ちています。そのエネルギーが『氣』です。命の気だから、息をするから『生きる』です。
前述したように『氣』という字の中に昔は米が入っていました。『气』という字は天体、つまり宇宙のこと。宇宙の下で命のエネルギーが『米』の形のように、四方八方に飛び出していく形です。『氣』は『木』のように、空に向かって伸びていって空気と繋がり、地中に根を張っていろいろな根っ子とつながると『根気』になります。
そうやってあなたは、気という目に見えない『綱』で人と繋がっていくのです。
そうです!職場の同僚や上司とも、ランシステムという会社で働く全ての人達とも、綱で繋がっているのです。それを『絆』といいます。綱も絆も糸へんの漢字。人と人が見えない糸で結ばれるのが「愛」なのです。

気の付く言葉は沢山あります。私達サービス業でいう『気配り』『気が付く』は良い意味ですが『気が散る』『気が短い』『気が荒い』『気が弱い』など悪い意味に使われることも沢山あります。気は「心」ですから良いほうにも悪いほうにも変わるのです。コロコロ変わるからココロ(心)なのです。あなたの気が悪いほうにいかないように気を確かに持つことです。
余談ですが、天気予報がはずれると文句ばかり言う人がいますね。天気とは、つまり『天の気持ち』ですから、人の都合は関係ないのです。残念(笑)!

あなたがちょっとしたことに気付いて、人に気を配る。するとその人にあなたの心が伝わります。昔の人はこういいました。『気は心です。』と、気は目に見えないものです。
心も見えません。でも人間を通してみると見えるのです。
それは、人が人に対する積極的な行為だからです。気配り・心配りのできる人は他人のことによく気が付く人です。他人と気が繋がっている人です。気が繋がっていれば、他人のことも他人事ではなくなります。『お疲れ様です。気をつけてね。』『行ってらっしゃい。気をつけてね』と気は心でつながっているのです。これも絆ですね。そもそも他人はいません。お爺さん・お婆さん・ご先祖様・親戚縁者やそのまた友人知人をたどれば、全くの他人はいなくなります。もっと言えば、人は5人の友人知人をたどれば世界と繋がるとも言われています。そうです、お客様は他人ではないという意識を!

まだまだ、『気』についてはお話があります。人は傷つく時が、気づく時でもあります。
『皆さん、事故や病気で入院したことはありますか?』スマホやイヤホンをしていて車に気が付かなかったり、病気の前兆に気づかず、入院して手術することになれば、メスで体を傷つけるのです。『傷つける前に気づけよ!』となりますね。でもそんな時、病院のベッドの上で人生を振り返る時間が生まれた・・。なんて話は良く聞きますよね。
実は、私も刑事時代に入院した経験があります。『忙しい、忙しい』と心を亡くして働いてばかりいたけど『家族や子供のことを振り返るのを忘れてしまっていたなぁ』とか『もっと、自分の体をいたわってやる必要があったなぁ』とか、自分のことを見つめ直す時間が生まれました。傷ついた時が、人は気が付く時なのです。お気をつけて下さい。そして、ご自愛も忘れないで下さい。

余談ですが、『心』が傷ついたときも同じです。人生の先輩として言わせて貰えば、失恋も同じですよ。失恋して傷ついても、そこで人生が終わるばかりではありません。その先に必ず必ず新しい人が現れます。そしてまた、別れがやってきて傷ついて、また、新しい出会いが必ずある。目に見えない糸で結ばれた人と出会うまでそれは繰り返されるわけです(赤外線カメラで観たら赤い糸が見えるかも・・・?笑い)。
失恋と言うのは、その人が傷つく位の原因がなければ、別れられないのです。なぜか?なぜでしょうか?それは必ず訪れる本物の赤い糸に出会うまでの学びであり、練習試合だからです。独身の社員やスタッフの皆さん『安心して下さい。履いてますよ』(笑い)ではなく、『安心して下さい。ドンマイ・ドンマイですよ!』ポジティブシンキングで仕事も恋愛も前向きにチャレンジしましょう!
それでは、2月は朝夕の寒さことに厳しい時です。くれぐれもお体を大切に。

                         CS室 青木

 

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