正社員はもう古い?派遣社員が『良い働き方』とおすすめできる4つの理由

近年、世間の「働き方」についての考えに変化が現れています。

正社員として勤務している人間が鬱になって休職したり、激務によって自殺したりという悲しい事件が起きており、一昔前のように身を粉にして働くスタイルが良いのかと皆が考え始めています。

そんな中、派遣社員が「良い働き方」だと見直されつつあります。

派遣社員という言葉を聞くとマイナスなイメージがあるかもしれませんが、実際には自由な働き方を構築できる、おすすめの働き方なのです!

本記事では、派遣社員のおすすめできる理由を4つに分けて説明します。

目次

派遣社員は自分のライフスタイルを構築しやすい!

朝早く会社に行き、日中は新しく出てくる仕事で手がいっぱい、夜になると溜まった仕事がたくさんあり、終わるまで帰れない…。

そんな働き方、考えただけでも憂鬱ですよね。

残念ながら、このようなケースは正社員の方に多く見受けられます。

反面、派遣社員として働いているとこのようなケースは少ないのです。

派遣社員こそ、自分のライフスタイルを守った働き方が可能なのです。

本項では、派遣社員としての働き方について説明します。

ワークライフバランス満足度No.1の働き方

人材派遣会社のエンジャパンによると、ワークライフバランスの満足度が高い働き方の1位は派遣社員という結果が出ています。

ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」という意味で、国が推し進めている事業である「働き方改革」の目標とされている言葉です。

つまり、今現在このワークライフバランスが充実していると考えている人は、派遣社員が多いのです。

会社のために朝早くから夜遅くまで必死に働いている正社員のワークライフバランス満足度はなんと最下位です。

正社員として働いている人が多い世の中ですが、いかに不満を持って働いているかがよくわかりますよね。

国が働き方を改革している時代ですので、満足度の高い働き方を選ぶことは間違いではありません。

「働く場所」、「働く時間」など、自分の意志で決められる

「やりたいことがあるので、週3日だけ働きたい」

「子育てや介護なども視野に入れなければならないので、転勤はしたくない」

「残業を無くして、オンオフをきっちり分けたい」

このように色々な働き方を選ぶことができるのは、派遣社員の特権です。

派遣社員は数多くの企業から自分に合った企業を選ぶことができ、その中で自分の力を磨くことができます。

更に空いた時間でスキルアップを図ることにより、より一層社会で活躍できるといった好循環が期待できるのです。

毎日仕事をするだけで一日が終わる生活ではなく、自分で自分の生き方を決めることができるのが派遣社員の魅力です。

空いた時間で、好きなことを好きなように!

このような言葉を聞くと、正社員で働いている方から、「派遣社員は楽をしている」という声が聞こえてくるかもしれません。

ですが働き方が多様化している昨今では、様々な分野で自分のスキルアップを行うという事も重要なことなのです。

自分で時間を管理できるようになれば、「急に仕事が入るかもしれないので、決まった時間の習い事ができない」という事もなく、芸術面や勉強面で自分のスキルアップを図れます。

ここで得たスキルが、将来の仕事に繋がることも大いに期待が持てますよね。

今ではYoutuberなど、好きなことを仕事にしている方も数多くいらっしゃいます。

働き方で重要なのは自分の満足度なので、好きなことをしているほうが気持ちも前向きになりますよね!

色々な会社から、自分に合った会社を選ぶことができる!

正社員として働くという事は、基本的には終身雇用が前提です。

会社としても不当な解雇ができないように法整備が整っています。

良い意味で捉えるならば非常に安定性が高いです。

しかし、最初に入った会社が自分に合っていない場合、非常に辛いものがあります。

近年はマシになっていますが、以前は数年で退職すれば「根性が無い」などと言われ、転職先での給料も下がっていく一方でした。

派遣社員は違います。

派遣社員にとって会社を変えることは、経験という面で非常にプラスなのです!

本項では、派遣社員の会社選びについて説明します。

正社員にはできない、「有期雇用」という働き方

派遣社員は期限を設けて会社で働きます。

半年1年~3年等が基本です。

このような働き方を「有期雇用」と言います。

働いている内に、自分がやりたいことや目標が明確になることも少なくありません。

そんな時に「終身雇用」と言われて嫌々働き続けるのではなく、短期間で経験を積んでどんどんスキルアップできる働き方を行うことができます。

正社員で会社を数年で辞めることは、今の現代社会ではマイナス要素です。

先ほども述べたように、次の会社では給料が下がる事も視野に入れなければなりません。

ですが派遣社員にとって多くの会社に勤めた事は経験として昇給の査定に入ります。

世間のマイナスイメージをプラスに変えることができるのが、派遣社員の強みとも言えますね。

自身のスキルアップを目指した働き方も可能

働いている途中で「自分はこのような仕事がしたい!」と思う事があるとします。

したい仕事が今の職場とは全く違う業界でも、派遣社員なら経験を積むことは簡単です。

派遣社員の求人には「未経験OK」という求人も多くありますので、そういった会社で数年勉強することによって、自分のスキルはどんどん身についていきます。

そこで身に付いたスキルを元に、新しい職場で力を発揮すれば、いずれはプロフェッショナルとして活躍できるでしょう。

自分のやりたい仕事を行うことが、一番のモチベーションです。

派遣社員は、そのモチベーションを保つ為にも良い働き方と言えますね。

働き方改革により、「無期雇用」という選択肢も

国が進めている「働き方改革」によって派遣社員にも新たな道ができました。

今までは「期限付」であることがほとんどだったのですが、5年間の契約期間を満たすことによって無期限で働く道を選ぶことができるようになります。

厳密に言うと、派遣会社に「無期雇用派遣社員」として採用される形となります。

時給から月給制に変わる研修や福利厚生が使いやすくなる等のメリットがあり、働く先も大手企業が多くなると言われていますので、自身のスキルアップにも拍車がかかります。

今まで「安定性に欠ける」と言われていた派遣社員ですが、この制度によって安定性が大きく増加しました。

もちろん従来の派遣社員として働くこともできますので、単純に選べる道が増えたと考えてください。

派遣社員は高時給!メリハリのある働き方を実現できる

派遣社員のマイナスイメージとして「給料の安さ」が挙げられることが多いですが、意外と給料は安くありません。

アルバイトやパートと比べてみると圧倒的に高いですし、正社員と比べても環境によっては変わらない事もざらです。

正社員の給料も年々下がる一方ですし、最近では副業を解禁するという動きもあります。

更に派遣社員の魅力として「働き方を選ぶことができる」という事は先ほど説明させていただいた通りです。

残業代の出ない会社で延々と残業を続けるか、きっちりと時間を決めて働くか、あなたならどちらを選びますか?

本項では、派遣社員の給料や拘束時間について説明します。

正社員にも引けを取らない時給を貰える事もある

では、実際にどれくらい貰えるか計算してみましょう。

派遣社員の時給は全国平均で1,500円程と言われています。

そして、20代の正社員の平均年収は約346万円と言われています。

この正社員の年収を時給に換算しましょう。

18時間労働で、年間休日が120日だとすると、約1,700円です。

この段階でそこまで差が無いことがわかりますよね。

ですが正社員として働く中で、きっちり120日も休みがあって残業が無い会社はどれくらい存在するのでしょうか?実際の労働時間を考えると、時給換算でもっと下がって行くことが予想されます。

このように考えると、派遣社員もそこまで悪い待遇ではありません。

残業代もしっかり払われるし、拘束時間も短い

正社員で働いていても、残業代が出なかったり、みなし残業として一定のお金で支払われたりする会社は非常に多いです。

更に正社員は終身雇用を前提としているので、将来的に必要になる仕事なども経験の為にどんどんやることになるので、仕事量も必然的に多くなります。

その結果、激務で薄給な人々が増えてしまっているのです。

その点派遣社員は派遣会社を通して契約を結んでいるので、残業代などは働いた分だけきっちりと支給されます。

企業としても残業代というコストを抑えたいがために、早めに帰ることができる可能性が高いです。

会社で働いているとどうしても自分のスキルアップに関係のない業務をやることも出てきますが、時間に縛られないことによって有意義に自分の時間を使うことができますね。

様々な会社で経験したことが自分の強みになる

同じ会社で働き続けていると、どうしてもその会社の中でしか通用しない無駄な能力も身についてしまいます。

いくら社内システムを上手に使いこなすことができても、他の会社では全く使い物になりません。

派遣社員は色々な会社で働くことができるので、会社ごとの良い部分だけを積極的に学ぶことができます。

また職種も色々変更できますので、様々な仕事ができるマルチプレイヤーとして活躍することも可能です。

色々なところで経験ができると、いち早く自分の強みを知ることができるようになります。

大手企業などではジョブローテーションなどを取り入れて色々な業務を経験させるようにしていますが、この制度を取り入れている会社は多くありません。

派遣社員は、大手企業と同じような仕組みを使って、仕事に取り組むことができるのです。

派遣会社が間に入るので、サポートも充実している

派遣社員にとって、派遣会社はつきものです。

派遣会社が企業と契約を結んでくれるおかげで、派遣社員は仕事を行うことができます。

派遣会社は中間手数料を取るため、実際に派遣社員にわたる給料は減ってしまいますが、その分サポートも充実しています。

派遣社員にとって、派遣会社という後ろ盾があることは非常にメリットがあります。

本項では、派遣会社のサポートについて説明します。

仕事の悩みなどをすぐに相談できる相手がいる

仕事を行っていくうえで、悩みはつきものです。

派遣社員は短期間で職場を変えることができるというメリットがありますが、その反面人間関係を構築することができないまま退職してしまうという事もあります。

悩んでいることがあるけれど、社員の方には相談し辛いという場合でも、派遣会社なら悩みを聞いてくれて、具体的な改善案をだしてくれることがあります。

派遣会社としても、今後とも安心して派遣社員を紹介できるような優良な企業を多く抱えておきたい事も事実ですので、実際に働いている派遣社員の意見というものは非常に貴重なのです。

会社に直接言いづらいパワハラなども、派遣会社を通して言うこともできるので、派遣社員にとっても働きやすい環境を作りやすくなります。

派遣会社からすれば、派遣に行ってくれる人は「貴重な人材」

派遣会社は、派遣社員が働くことによって収益を挙げています。

つまり派遣社員がいなければ会社は成り立たないのです。

ですので派遣会社は派遣社員がちゃんと働きやすくなるように、最大限の取り組みを行っています。

更に、派遣会社は数多く存在しているので、派遣会社間でも人材を確保するために様々な取り組みが行われています。

大手派遣会社だと研修機関が充実していたり、中小派遣会社だと大手に負けないように手厚いフォローを行っていたりと、多種多様のサポートがあります。

あまり目立たない部分ですが、バックアップがしっかりとされている事によって、派遣社員は安心して仕事に取り組むことができるのです。

今後のキャリアまで、親身になって考えてくれている。

派遣社員が「自分のやりたいこと」を仕事にしやすい理由として、派遣会社としても将来の事について考えてくれている点が挙げられます。

先ほど述べた研修機関の充実というものもその1つです。

正社員は研修制度が少ないところが多く、研修を受けるには自分で費用を出して行うことがほとんどです。

また研修内容も会社に合ったものしか提供されないことが多いのです。

派遣社員は色々な仕事を経験できるようにするために、様々な研修を受けることができます。

資格を取れば給料も上がっていきますし、仕事もどんどん楽しくなっていくでしょう。

派遣社員には派遣会社の担当者が着きますし、その人と一緒に将来のキャリアップを行うことができます。

そうすることで派遣会社にも派遣社員にもメリットが生まれるという仕組み作りが行われていることが、派遣社員の魅力の1つです。

まとめ

いかがでしょうか。

今は正社員として同じ会社で老人になるまで就職する事が幸せだ、と言える時代では無くなってきています。

自分のライフスタイルは自分で決めていくことが一番です。

その中で、派遣社員という働き方が存在し、有意義な内容であることがわかっていただけたなら幸いです。

マイナスのイメージが多い派遣社員という制度は、決して正社員より劣っている働き方ではありません。

皆さんも、従来の固定概念にとらわれることなく、自分の時間や考え方をしっかりと持って、人生の一部である「働く」という事をより楽しんで行えるように、働き方について今一度考えてみましょう。

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