休みすぎでクビ?バイトを休みすぎることによるデメリットを解説!

バイトを続けていると、体調不良や学校・家庭の事情、たまにはどうしても行きたくない気持ちになって急にバイトを休んだりしてしまうことがあります。本当はどうしようもない事情の時以外やってはいけない事ですが、心当たりがあるバイト経験者も多いと思います。

バイトは社員と違って責任もほとんどありません。その気軽さに甘えてしまいバイトを休みて過ぎてしまってはいませんか?「どうせ簡単にはクビには出来ないだろう」と高をくくっていたりしませんか?

実は、休み過ぎることは自分が仕事をする上で様々なデメリットがあり、その中には「クビ」も十分考えられるのです。

本記事では、バイトの休み過ぎにより自身が受けるリスク・デメリットについて紹介していきます。

目次

バイトを休みすぎたら本当にクビになるの?

「君、もう明日からバイト来なくていいから」と言われ、バイトをクビになるという話はドラなどのフィクションではよく見る話で、まさか現実にこのような事が行われるとは想像していない人も多くいます。

実際にこういう話が現実に起こり得るのでしょうか?実は、フィクションとは少し事情が異なりますが、実際にクビと言われることは十分に起こり得ます。会社側にクビを通告されるにはいくつかの条件があり、その中にも「休みすぎ」は条件として数えられることもあります。

一体どのような場合にクビになるのでしょうか?

辞めさせるのに十分な理由がある場合はクビが認められる

まず、バイトのクビは会社側が自由に行えるわけではありません。ただし、社会的にクビが相当であると認められる原因があればクビにすることは可能です。

バイト先の金を盗む、暴力事件を起こすなどの「犯罪行為」や履歴書の学歴や職歴に嘘を書く「経歴詐称」などは当然クビになる理由として挙げられます。

これらはもはや犯罪ですのでやる人はあまりいないと思いますが、気をつけなければいけないのが、勤務態度が悪いと評価されている人や仕事に支障が出るトラブルを引き起こしている人です。これらの原因に「休み過ぎ」が関わってきます。

特に、若者で「バックレ」とよく言われる「無断欠勤」や、「遅刻」をしてしまう人は要注意です。もちろん1回や2回の遅刻や無断欠勤ではクビになることはありません。ですが何回も続けてしまうと仕事に不利益をもたらす人間であると判断され、クビになる可能性は十分にあります。

また、勤務態度の不良も解雇の理由になりますので遅刻や無断欠勤など休み過ぎについて指導されても改善しない、もしくは反抗する場合は数回の遅刻・無断欠勤でクビになることは十分にあります。

要は、休みすぎの性質が無断欠勤など悪質なもので、かつ改善がみられないと会社に損害が発生してしまうので会社側からクビを切られてしまうというわけです。

会社側はアルバイトを即日クビに出来るわけではない

クビに出来るとはいっても、会社側はドラマなどのように「明日から来なくていい」と言われるようないわゆる「即日解雇」は出来ないようになっています。労働基準法によれば労働者の解雇は、30日以上前に解雇予告をしなければならないという規定が記されています。

なので、正式にはクビを通達されても30日間はその職場で働くことは可能です。もちろん働いた分の給料について会社側は支払う義務があります。ただし、クビになるまでの間にシフトに入れるかどうかは当事者間の話ですので別の問題です。

もし、解雇予告をせずにクビになった場合は「解雇予告手当」というものを支払う義務が会社側に発生します。解雇予告手当の金額は30日以上の平均賃金分ほどです。しかし、クビになった原因が完全に労働者側にあると労働基準監督署長が認定した場合は支払われません。

バイトの休みすぎによるデメリットとは?

バイトも休み方が無断欠勤などあまりにも悪質すぎるとクビになる可能性がありますが、こういった悪質な休みではなくとも休みすぎでバイトを頻繁に他の人に変わってもらったり、上司に電話して休んでしまったりする人も多いのではないでしょうか?

このような場合は会社には直接的な損害は無いので解雇理由には当たりませんが、バイトとして働く上で非常に難しくなるデメリットが生まれてきます。

一体どのようなデメリットが生まれてくるのでしょうか?

バイト仲間や上司との信頼関係が築けず、働きにくくなる

バイトに限らず仕事を行う上で重要なのが「人間関係」です。良好な人間関係が上手く築けていないと職場での仕事がやりにくくなり、肉体的・精神的に辛くなります。そのため、多くの人が「人間関係」を理由に退職をしていきます。

人間関係を築くうえでまず基本的なことが「仕事での態度」による評価です。仕事の能力よりもまずは仕事に対してやる気があるか、そして協力して頑張っていこうという気持ちが大事です。

その気持ちを見る一つの基準が「バイトを休まない」ことです。頻繁にバイトを替わってほしいという電話をかけているとバイト仲間からは「バイトさせられる嫌な奴」「ロクに働かない奴」という悪い評価になっていきますし、会社側も「やる気のないやつ」と判断されます。

そんな人に仲良くしようとは思わないし、助けてあげたいとは思わないですよね?クビにならないとしても、結果的に仕事を続けにくい状況を作り出し、バイトを辞めやすくなってしまうのです。

なぜバイトを休んでしまうのか原因を探ることで休みすぎを防ごう

基本的に「休みすぎ」という状況に陥っている人は何かしらの原因があってそうしている人がほとんどです。もし自身の休みすぎをどうにかしたいと思っているのであれば、まずは「自分はなぜ今のバイトを休みたくなるのか」について自分自身に問いかけてみましょう。自分を客観視することで問題の原因がわかってきます。

もし、自身の生活スタイルに原因があるのならば、勤務時間や勤務日を変えるなど、自分が無理せずバイトに行ける状況を作りだすことで解決できることがあります。

また、勤務先に不満や悩みがあるのであれば上司に素直に相談してみるのも一つの手です。ただ不満をぶちまけるだけでは評価が下がるだけですので、「相談があるんですけど…」という形で切り出すと良いでしょう。

自身の抱える不満や悩みが現状いまの職場では解決することが出来ないようであれば、もしかしたらその職場は自分にあっていないかもしれません。新しいバイトを探してみるのも良いかもしれません。

バイトも立派な仕事。責任感をもってバイトに取り組もう!

いかがでしたでしょうか?確かにバイトは責任感の少ない気楽な仕事という一面もあります。自分で気に入った仕事を好きな時間を選んで働けるし、辞めることも非常に簡単です。ですがそれは仕事を適当に取り組んでいればいいというわけではありません。

会社側にも会社の労働力を選ぶ自由はありますので、色んな決まりはあるものの、辞めさせることは可能なのです。

バイトを長く続けていくためには、自分にあった職場を見つけることと、そして「自分なりに責任感を持って働くこと」が一番大事です。バイトの休み過ぎは「責任感」が評価される要素でもあります。休む癖が出来てしまうと社会に出た時に大変ですので、社会勉強だと思って責任感を持ってバイトに取り組みましょう!

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