CSだより ~3月号~

CSだより ~3月号~

日増しに春らしくなってまいりましたが、日夜の勤務に感謝しております。

さて、今回の『CSだより』では、『あなたが笑うのは、あなたと言う花が咲くこと。』という、私の考え方を皆様にも 紹介させて頂きます。

笑顔の大切さを、今一度、皆で意識して日々の接客や私生活においても忘れないで欲しいと願います。

 ※あなたが笑うのはあなたと言う花が咲くのと同じです。

道端に草が生えている。「くさかんむり」は植物、草花のことです。土の中から芽を出して、一番先に生えてくるから、「くさかんむり」に早いと書いて草なのです。

少し背が伸びても、ただの草だと思っていたら、いつの間にか化けて『花』が咲きます。

 咲くという字には、「くちへん」がついていますが、なぜでしょうか?これは、昔、昔、平安貴族のお方たちは、花が咲くことを『花がわらふ(わらう)』と言っていたのです。余談ですが、女優の武井咲さんの名前は『えみ』と読みます。

本当は、「たけかんむり」がつく『笑』のほうが『笑く(さく)』で『咲』のほうが「咲う【わらう】」だったのですね。

 でも、咲いている花は、本当に笑っているのではないかと私は思います。だって、誰しも花を見て沈んだ気持ちになる人はいないでしょう。「あっ花が咲いている。」っていう気分になりますよね。昨年、私の家の前のサイクリング道路を自転車で走っているとハナミズキが咲いていました。そのハナミズキは、私に手を振って笑っているように 見えて、思わず手を振りながら微笑み返しをしました。(もし、誰かに見られていたら、恥ずかしかったかも・・・。笑)

 また、昔のこと事業が上手くいかず、また、自分も病気がちな時のこと、私の家の駐車場には茶色いレンガが敷き詰めてありますが、レンガとレンガのわずかな隙間から小さいながら、真っ赤な可愛い花が一輪、けなげに咲いており、『私も頑張っているから、あなたも頑張ってね』と言ってくれているようでした。私は、その赤い一輪の小さな花に、すごく勇気づけられ励まされたことがあります。私は、その花をカメラで撮影して、いまでも私の宝物の写真としてアルバムに収めてあります。

 花が咲くのは、花が笑うのは、気づいてくれたあなたを笑顔にするためなのです!

そして、あなたが笑うのは、あなたという花が咲くと同じなのです!今はまだツボミでも、いい時期が来たら必ず笑顔が咲きます。

ですから、日々の業務でもお客様にあなたの花のような笑顔を向けることは、最高のサービスであり、あなたにも幸せを運んでくれます(笑う角には福来る)。

そして、何よりも笑顔の接客はあなたの大好きな街の為にも、お店に訪れる人々を元気にすることから、立派な社会貢献になります。

一般論ですが、花はどんな花でも可憐で美しいもの。花に例えるなら、やはり男性より女性のほうが可愛らしいに決まっています。気立ての優しい女性の花のような笑顔は、我々男性には、なかなか真似することが難しいものです。どうか、女性店員の皆さんは、ご自分の笑顔が店舗の顔だという意識を忘れないで下さい。

 実は、ご来店されるお客様の心の中には潜在的な不満や不安が宿っているのです。

であるならば!お客様の心を癒してくれるのは、そのお店の花を持った女性店員の笑顔ではないでしょうか。その笑顔をお客様が望んでいるのならば、明るい挨拶の言葉に笑顔を添えて是非リクエストに応えていただきたいと思います。

女性の笑顔に、もし勝る笑顔があるとしたら赤ちゃんの笑顔くらいでしょう(笑)。女性は生涯を通してご自分の『笑顔の力』を改めて認識して、武器として活用されるとよいと思います。苦手な方は鏡に向かい努力することですが、最愛の人や親しい友人との会話を連想して微笑めばよいだけです。

男性の方で自分は笑顔が苦手でクールを決め込んでいる方でも、身内や好きな人と話をするつもりで、自然体で笑顔に挑戦してください。いずれにしても「心からの接客」をすることで笑顔は自然に生まれます。クールな顔立ちの人の笑顔は、それが出来たときは、他の人とは比較にならないくらいの素晴らしい訴求力があるものです。

それでは、春風とともに、皆様の上にも幸せが訪れますように、また、花どきは気候不順とも言われますが、お体には十分に留意して健康的な笑顔をお客様にプレゼントしてくださるようにお願い致します。

                         CS室 青木

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CSだより ~2月号~

CSだより ~2月号~

寒気はまだなかなか退きませんが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回のCSだよりでは、元気の気という字について再度お話させて頂きます。店舗責任者・店長のみならず、スタッフの皆様にも共有していただければと思います。

私のCS研修では『明るく元気な笑顔で商売は成功する』といつもお話していますが、元気の気という字は、昔は『氣』と書いていて『米』と言う字が中に入っていたという話を研修でしましたが覚えていますか?お忘れの方のために、少しだけお話ししますと、これは、米という字には八十八という数字が入っており、お百姓さんが八十八回以上の汗や涙や気候との戦いを積み重ねて、ようやく私達の食卓にお米が届くものだからです。
つまり、そんなお百姓さんの不屈の心意気が、元気の『氣』には正に込められており、私達サービス業に従事する者は、先ず心に元氣を準備して、お客様をお迎えし、そして、ご来店されたお客様を元気にすることが、私達の「使命」でもあるとお話しています。事実、現在繁盛しているお店は行ったら何か元気を貰えるお店です。更に、前回の店長研修では、リーダー(上司)は部下を元気にすることが役割であるとお話致しました。

今回は、この『氣』について、もう少し続きをお話しますので皆で意識共有しましょう。
お父さんお母さんの愛から生まれたのがあなたの命です。命はエネルギーに満ちています。そのエネルギーが『氣』です。命の気だから、息をするから『生きる』です。
前述したように『氣』という字の中に昔は米が入っていました。『气』という字は天体、つまり宇宙のこと。宇宙の下で命のエネルギーが『米』の形のように、四方八方に飛び出していく形です。『氣』は『木』のように、空に向かって伸びていって空気と繋がり、地中に根を張っていろいろな根っ子とつながると『根気』になります。
そうやってあなたは、気という目に見えない『綱』で人と繋がっていくのです。
そうです!職場の同僚や上司とも、ランシステムという会社で働く全ての人達とも、綱で繋がっているのです。それを『絆』といいます。綱も絆も糸へんの漢字。人と人が見えない糸で結ばれるのが「愛」なのです。

気の付く言葉は沢山あります。私達サービス業でいう『気配り』『気が付く』は良い意味ですが『気が散る』『気が短い』『気が荒い』『気が弱い』など悪い意味に使われることも沢山あります。気は「心」ですから良いほうにも悪いほうにも変わるのです。コロコロ変わるからココロ(心)なのです。あなたの気が悪いほうにいかないように気を確かに持つことです。
余談ですが、天気予報がはずれると文句ばかり言う人がいますね。天気とは、つまり『天の気持ち』ですから、人の都合は関係ないのです。残念(笑)!

あなたがちょっとしたことに気付いて、人に気を配る。するとその人にあなたの心が伝わります。昔の人はこういいました。『気は心です。』と、気は目に見えないものです。
心も見えません。でも人間を通してみると見えるのです。
それは、人が人に対する積極的な行為だからです。気配り・心配りのできる人は他人のことによく気が付く人です。他人と気が繋がっている人です。気が繋がっていれば、他人のことも他人事ではなくなります。『お疲れ様です。気をつけてね。』『行ってらっしゃい。気をつけてね』と気は心でつながっているのです。これも絆ですね。そもそも他人はいません。お爺さん・お婆さん・ご先祖様・親戚縁者やそのまた友人知人をたどれば、全くの他人はいなくなります。もっと言えば、人は5人の友人知人をたどれば世界と繋がるとも言われています。そうです、お客様は他人ではないという意識を!

まだまだ、『気』についてはお話があります。人は傷つく時が、気づく時でもあります。
『皆さん、事故や病気で入院したことはありますか?』スマホやイヤホンをしていて車に気が付かなかったり、病気の前兆に気づかず、入院して手術することになれば、メスで体を傷つけるのです。『傷つける前に気づけよ!』となりますね。でもそんな時、病院のベッドの上で人生を振り返る時間が生まれた・・。なんて話は良く聞きますよね。
実は、私も刑事時代に入院した経験があります。『忙しい、忙しい』と心を亡くして働いてばかりいたけど『家族や子供のことを振り返るのを忘れてしまっていたなぁ』とか『もっと、自分の体をいたわってやる必要があったなぁ』とか、自分のことを見つめ直す時間が生まれました。傷ついた時が、人は気が付く時なのです。お気をつけて下さい。そして、ご自愛も忘れないで下さい。

余談ですが、『心』が傷ついたときも同じです。人生の先輩として言わせて貰えば、失恋も同じですよ。失恋して傷ついても、そこで人生が終わるばかりではありません。その先に必ず必ず新しい人が現れます。そしてまた、別れがやってきて傷ついて、また、新しい出会いが必ずある。目に見えない糸で結ばれた人と出会うまでそれは繰り返されるわけです(赤外線カメラで観たら赤い糸が見えるかも・・・?笑い)。
失恋と言うのは、その人が傷つく位の原因がなければ、別れられないのです。なぜか?なぜでしょうか?それは必ず訪れる本物の赤い糸に出会うまでの学びであり、練習試合だからです。独身の社員やスタッフの皆さん『安心して下さい。履いてますよ』(笑い)ではなく、『安心して下さい。ドンマイ・ドンマイですよ!』ポジティブシンキングで仕事も恋愛も前向きにチャレンジしましょう!
それでは、2月は朝夕の寒さことに厳しい時です。くれぐれもお体を大切に。

                         CS室 青木

 

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